成長痛の改善には足指を伸ばして広げること
「オスグット・シュラッター病」「O脚」や「猫背」などの姿勢の問題。
あるいは「成長痛」と診断をされたお子さんは多いのではないでしょうか?
成長期に起こる痛みだから「成長痛」と呼ぶわけですが・・・
症状が出る子と出ない子の差は何でしょう?
成長期の子供がみんな痛みが出るわけではないんです。
「成長痛だから様子を観ましょう」
ではなくて痛みの根本を探ってみませんか?
筋肉の疲労と緊張
これらの症状の原因は成長ではなく筋肉の疲労と緊張です。
なぜ筋肉の疲労や緊張が起こるのか?
多くの場合、靴下や靴の選び方が間違っています。
足指を縮めてしまうチューブソックスを履いていたり・・・
すぐに足が大きくなるから大き目の靴を履いていたり、逆に小さな靴を履いていたり・・・
その状況が続くとカラダの土台である「足」の機能が落ちてしまいます。
建物も一緒です。
土台が不安定であれば安定しませんよね。
姿勢の崩れや痛みは一生懸命にバランスをとっているからかも知れません。
子供用5本指ソックス「ASKIDS」
クリニックに来られる子どもさんに絶対にお伝えすること。
「靴下を履いていっぱい遊んでください」
これだけです。
子どもさんの場合、しっかりと土台安定してあげればその場で症状は改善します。
子どもも大人も土台を調えることが大事なんです!
笑顔が少ないのは痛みのせい?
以前、紹介した女の子。
先日、二回目の診察に来てくれました。
今回驚いたのは表情が明るくなったこと!
そして、自分から話しかけてきたことです。
初診時以降、足の痛みは出ていないみたい(^^)
お母さんも痛みがなくなったことよりも、明るくなったことを喜ばれていました。
ポカンと開いていた口もしっかりと閉じることができてたし、グーチョキパーもしっかりとできてました!
この一か月、やってもらったのは上記のことだけです。
治療も予防も
子どもも大人も、痛みや不調を抱えているとやる気が出なかったり、明るさが失われたりしてしまいますよね。
僕らは健康になるために生きているのではなくて、人生を楽しむために健康づくりをしなくてはいけないんだと思います。
元気な人を増やしていく上で治療も大事ですが、やはりこれからは予防を広めていきたいと改めて感じました。
あなたの周りに元気がない人がいたら、足指を伸ばしてあげると良いかもしれませんよ?
*********著者*********
みらいクリニック所属
フットケアセンター担当
石田 力(Chikara Ishida) ・JHCA認定フィジカルコンディショナー ・ゆびのば体操インストラクター ・ 加圧インストラクター********************